2012年05月28日
マルシン 8mmポリスリボルバー 3inch
以前所有していた銃のレビューです。
今回は写真がこれしかないので、主に文章中心でお見苦しいかと思いますがご勘弁を。
マルシンがモデルアップしたコイツは、ニューナンブM60と呼ばれる、日本製の回転式拳銃。
日本のおまわりさんが腰からぶら下げているアレ。
最近はどうやらM37に更新されているようですが、現在でもたまに見かけますね。
現在のところこの銃をモデルアップしているのはマルシンだけなので、必然的にこれを買うことになるのですが、やはり期待したほどパッとしない、一癖も二癖もある銃でした。
なにせ「(弾が)当たらない、長持ちしない、使えない」の負の三拍子。
それでもデザインに惹かれて買った僕はただの物好きでしょうか。決して素人にはオススメできない銃ですね。
一番舌を巻いたのがそのひどい命中精度。5mでターゲットを狙っていても、粗末な固定ホップパッキンの影響で、弾が右にも左にもそれるじゃじゃ馬でした。
もともと構造上、エアソフトのリボルバーの命中精度はオートには及ばないのは皆さんご存知のはず。
しかしそれにしてもコイツのひねくれっぷりには爆笑でした。
しかし、さすがに買ってしまった以上、撃って楽しみたいと思った当時の僕は、改善策を考え、結局そのお粗末なホップパッキンを丸ごと取り外し、ノンホップにダウングレードするという策で妥協しました。
なんとこの妥協策が大成功で、10m以内ならば十分使える(少なくともA4紙にまとまる)銃に変貌を遂げました。
安堵したのもつかの間、その後すぐに内部パーツがへし折れ発射不能に。
さらにガス漏れが止まらなくなり、修理する気も起きず廃棄処分にしてしまいました・・・。
しかし何も欠点ばかりではありません。8mmBBを使用するのでマズル付近の雰囲気やシリンダーまわりは実銃の雰囲気に最も近いのではないでしょうか。
また、真鍮カート式なので、リボルバー特有の装填・排莢アクションが楽しめるし、排莢時に地面にカートをばら撒いたときの金属音がたまらなくカッコいいです。
ポリスマニアで、ある程度エアガンの分解についての知識があり、少し冒険をしてみたいどMな方は、この銃で遊んでみるのもアリだと思います。
もちろんコスプレ用にもGOOD。
2012年05月27日
SIG SAUER ガンケース
今から2年前、大阪の河合塾で浪人していた頃、行き付けのガンショップ「コレクションショップやまもと梅田店」で偶然発見し衝動買いしたSIG SAUERのガンケースです。
中にはスポンジが入っていて、傷や衝撃からハンドガンをしっかり保護します。
やっぱりこのガンケースにはP226が似合いますね。
僕は実銃メーカーのグッズを集めるのが大好き。
これから地道に集めていこうと思います。
2012年05月24日
KSC SIGSauer P226R
(2016年9月5日改訂)
今回は、今更ながらKSCのP226Rをご紹介します。
事実上システム7エンジン搭載モデル第1号と言われるモデル(詳細は後述)です。
僕がコイツを導入したのは今から2年前。大阪梅田のコレクションショップやまもとで購入。
さすがKSC製とだけあって、外観は申し分ないほどリアルで、精巧。
マルイのように目障りな自社刻印も目立ちません。
フレームには実銃と同じ刻印が打刻されていて、見ていて気持ちがいいです。
強いて言うなら、エキストラクターのモールドがややチープな印象です。
ここだけ金属製の別パーツにしてほしかったというのが本音です。
一番気に入ったのがこのグリップ。手に吸い付いて離れません。最高のグリップ感です。
これなら手が濡れていても確実にホールドできます。
何より細くて握りやすいんですよ。
もちろんデコッキングもライブです。
スライド刻印。
本当に金属に打刻されているかのような仕上がり。
彫りは浅めで実にリアルです。
マズル付近。
マズルとスプリングガイドの位置バランスは悪くないですが、バレルがやや細い印象を受けました。
ライフリングは浅め。
スプリングガイドの質感がすばらしいですねぇ。
KSCのP226Rで一番感心したのが、ダミーファイアリングピンとハンマー。
マルイと違ってきちんと再現されていて、オミットはされていません。
すばらしいですね。
ただ形状が実銃とは違っているのが残念なところ。
リアサイト・フロントサイトのドットはホワイトチップが埋め込んであるので見やすく、剥がれません。
ただ、リアサイトは特に固定はされていないはめ込み式ので、気が付くとリアサイトがずれて外れかかることもありました。
マガジンは90年代製のものを再現。
きちんと残弾確認孔やスポット溶接痕も再現しているので芸が細かいですね。
もちろん熱気化効率の高い亜鉛ダイキャスト製。
しかし若干冷えに弱い印象を受けました。
夏場なら問題ありません。
チャンパ―まわり。
インナーバレルのパッキンのまわりのギザギザはホップ調節レバー。
専用の工具で調整することになってはいますが、この状態だと一応指で調節可能です。
マルイの場合いちいちスライドを外さないといけないので便利です。
エンジンまわり。
さすがシステム7だけあって、作動は素早く、リコイルもバシバシときます。※
ただしばらく連射していくとだんだん弱くなり、スライドストップがかからなくなることがありました。
実銃同様15発程度装填し弾切れのたびに別のマガジンをリロードする使い方が◎。
※ただ、巷でも話題に上がることがありますが、
KSC P226Rにはシステム7エンジン搭載という、明確な証拠を見つけることはできておりません。
しかし、それまでのKSC製品とは明らかに異なるエンジン・フィーリングから、本モデルをシステム7第1号を考えるのが定説となっているようです。
2016年9月に、P226RがHWとなってリニューアルされますが、
こちらには明確に「システム7搭載」と銘打ってあります。
恐らく、本モデルは正式にシステム7に入る前の過渡期・実験的な意味合いを持ったモデルなのかもしれません。
(2016年9月5日改訂)
ホールドオープン。
夏場の作動性能は快調ですが、寒い冬には温めてもすぐにスライドストップがかからなくなるのが難点です。
フィールドストリッピング。
特に難しくもなく、簡単です。
とりあえず手元にあったイーストAのレザーホルスターに収めてみました。
実射性能は、平凡といったところ。
命中精度や信頼性は、やはりマルイのものより少し劣る印象でした。
実際20mでタバコの箱を狙ってみましたが、マルイのものでは撃ち落とせましたが、コイツではなかなかキツイものがありました。
やはりこの命中精度の差はホップパッキンの精度や形状がカギを握っていると思います。多少のロット差はあるでしょうけどね。
また一番つらいのが、サードパーティーからのカスタムパーツが実に少ないということです。
性能アップには限界があるということを念頭に入れた上での購入をオススメします。
僕は基本的にエアガンはカスタムしまくるのが趣味なので、もっとたくさんパーツを増やしてほしいところです。
しかしやはりKSCは芸が細かいですな。
造形に関してはファンのかゆいところにもちゃんと手が届くようないい仕事をしてくれます。
P226ファンにはたまらない一丁です。