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Posted by ミリタリーブログ at

2019年02月16日

Galco Combat Master ホルスター







銃と射撃を嗜む者にとって、ホルスター選びは非常に重要です。
ホルスターとは刀では鞘にあたるもの。安全で機能的で、それでいてルックスがいいものであるべきです。

昨年にタナカの9mm拳銃(P220 IC)を調達しましたが、運用する上で満足のいくホルスターがなかなか見つかりませんでした。

何かいいものはないものかとネットサーフィンしていたところ、愛知・岡崎にあるMancaveさんが目にとまりました。
実店舗はちょっと遠いので行ったことがありませんが、『男の趣味部屋』の名に恥じない、米国製ホルスターや銃関連グッズの品揃えが非常に充実したお店です。

そこで見つけたのが今回の主役、アメリカ・Galco(ギャルコまたはガルコ)のベルトホルスターです。
簡単ながらレビューしていきます。






プラスチックのボックスで構成されたパッケージは、アメリカ製にしては開封しやすくて好印象。
この手のパッケージは外側がガチガチに接着されているものが多く、ハサミがないとまず開けられないのですが、コイツは特に封がされているわけでもなく、何度でも開け閉めが可能です。

中にはホルスター本体と取り扱い説明書、NRA(全米ライフル協会)会員のなるための申請ハガキ等が同封されています。









今回購入したのは、Combat Masterと呼ばれるパンケーキタイプのヒップホルスター。
素早いドローができるよう、銃後部を覆うフタや留め具が省かれた、かなり実戦的なホルスターです。







材質は牛(ステアハイド)の本革で、非常に上品で丈夫な印象。
ツヤありの表面は、使い込めば味が出てきそう。
いいレザーホルスターを持つと、革靴のように専用クリームで磨いてやりたくなります。

対象モデル(P220系)のシルエットがくっきりと現れていますが、もう少し控えめなくらいが個人的には好みかも。







裏面にはメーカー刻印とメーカー品番(CM248)。
Galcoは1980年から(前身のJackassは1969年創業)ホルスターを手掛ける老舗メーカーです。
創業時はイリノイ州シカゴを拠点としていましたが、1983年以降はアリゾナに移しています。
この趣味が長い人にとっては、もはや常識と言えるくらいGalcoの名は有名ですね。







革の厚さは3mmくらいですが、硬めで非常に丈夫です。







今回はタナカのP220 ICの他、東京マルイのP226Rも試着してみます。







まずタナカのP220 IC。
気持ちがいいくらいピッタリで、抜き差しも非常にスムーズです。
ああ大金はたいて買ってよかった。







東京マルイのP226Rですが、スライド幅が厚いのか、ギチギチで最後まで挿すのがやっとでした。
スムーズに抜くなんて夢のまた夢、箱出しでは実用には向かなさそうです。
今後P220 ICで使い込んで革が柔らかくなったらワンチャンあるかも?






装着例(ごめんなさい銃が奥まで入ってねぇ笑)。
革が硬めなのでちょっと腰に当たる感覚があります。
ベルトはとりあえず仕事で使っている安物ですが、プライベート用のビアンキB9も余裕で通ります。

気になるお値段は、通販で¥18,000程。
アメリカ直輸入で手に入りにくいのが難点です。

ようやくタナカのP220 ICを本格運用する準備が整いました。
しばらくはこのホルスターからドローする練習をします。

今回はここまで。
では。。。
  

Posted by Tommy 鷹志 at 13:40Comments(0)ホルスター

2019年02月04日

DeSantis Mini Slide #086 for Glock





先日、DeSantis(デサンティス)のGlock用ホルスターを入手しましたので、簡単にレビューしたいと思います。
パンケーキタイプのMini Slideというモデルです。






最近はサバゲーにも行かず、どちらかと言えばお座敷シューターな僕ですが、週末には行きつけのシューティングレンジでタクティカルシューティングのトレーニングを続けています。
実戦重視のトレーニングでは、特にジャケットを着た状態からのドローを徹底的に練習するので、ホルスターからの抜き差しはかなりの数をこなしています。
これまでRaven製Phantomホルスターを使い続けてきましたが、カイデックスホルスターからのドローによりスライドの摩耗が激しく、愛用の東京マルイ製Glock17も今では写真のようにカッコ悪い姿に・・・
Glock17であればある程度割り切って、純正の樹脂スライドを注文して交換すればいいのですが、最近発売されたばかりのGlock19は、十分なパーツの供給までまだまだ時間がかかる上に、おニューのスライドを摩耗でボロボロにするのはなんだか精神衛生上良くありません。







いいホルスターはないかと探していた時、見つけたお店が東京・中野のBack-Up Tradingさん。先日日帰りで東京に行ったとき、ようやくお店に訪問して今回の主役を買うことができました。

Back-Up Tradingさんはホルスターやポリスグッズの専門店で、ビアンキ、エイカー、ミッチローゼン等アメリカの有名ホルスターを数多く取り扱う老舗です。
お店の中は、好きものにとってはまさに宝の山。ホルスターだけでなく、実物のポリスグッズも盛り沢山。
気さくなご主人から色々面白いお話を伺い、大変貴重な時間でした。

初めてお邪魔させて頂いたのに珈琲までご馳走になり、感謝感謝です・・・

(店内の様子はこちら










今回購入したのは、Glockシリーズ3機種(フルサイズ、コンパクト、サブコンパクト)すべてに対応し、かつサムブレイクの留め具がないタイプの革製Mini Slideの#086というモデルです。
革製で、留め具をドロー前に親指で外すという面倒な動作が必要なく、かつ所有するGlockシリーズすべてに対応する汎用性の高いホルスターを探していたので、まさに自分の運用構想にピッタリなホルスターです。

カイデックスより革の方が、恐らく銃へのダメージも少ないでしょ?

個人的には黒より茶色が欲しかったのですが、黒のみの取り扱いだったので残念。







ちなみにパッケージはプラ袋に本体と簡単な説明書だけという、実にシンプルな仕様。






表面はやや光沢があるものの、そこまで派手にテカリがあるわけではなく、程よく高級感があります。
トリガー部分まできっちり覆われ、安全性も十分。
一応テンションアジャスト用のマイナスネジが付いていますが、すでに回す必要もなくピッタリでした。






ベルトループは十分な大きさで、ビアンキのB9ベルトがギリギリ通ります(確認済み)。






革の厚さは3mmで、硬すぎず柔らかすぎずちょうどいい感じ。







裏面にはDeSantisのトレードマークとモデルナンバー、そしてMADE IN U.S.A.の刻印。
DeSantisは1974年創業のアメリカ・ニューヨークのホルスターメーカーで、『ダイハード』でジョン・マクレーンが使用していたM92用ショルダーホルスターで有名。







東京マルイ製Glock19はもちろんピッタリ。






東京マルイ製Glock17もばっちり入りました。
ただしコレはガーダーのGen2フレーム装備品なので、ひょっとしたら純正フレームだと実銃より分厚いので若干きついかもしれません。






腰にぶら下げてみました。
ホルスター自体は非常に軽く、単体では腰につけている感覚がありません。

ドローは比較的スムーズで抜きやすいものの、やはりホルスターに挿すときはやや引っかかりを感じました。
それでも、以前から持っている留め具付きに比べれば断然使いやすく、非常に満足しました。

やっぱりレザーホルスターはお洒落で渋くてかっこいいですよね。
これぞハードボイルドって感じ。

価格はざっと¥15,000程度と、アメリカ製ホルスターとしては一般的。
ただ、取り扱っているお店が僕が知る限りBack-Up Tradingさんくらいで入手性は乏しいかも。

売り切れの可能性もあるので、欲しい方はまず在庫状況をお店に問い合わせましょう。
店頭販売はもちろん、通販も対応とのこと。

簡単でしたが、今回はここまで。
次回もお楽しみに。

  

Posted by Tommy 鷹志 at 22:41Comments(0)ホルスター

2017年04月09日

Raven Phantom Holster for G21 (東京マルイ グロック17対応)






今回はRaven Concealment Systems(以下RCS)のカイデックスホルスター、ファントムホルスターをを紹介します。


その昔、ホルスターと言えば革製が一般的でした。
ビアンキやギャルコ、エイカーなど、名立たるメーカーの革ホルスターに憧れた紳士の皆様も多いはず。

しかし、時代は変わっていくもの。
2000年代に入り、カイデックス樹脂で成形されたホルスターが登場し、その使い勝手の良さから、今ではすっかりポピュラーとなりました。

カイデックス樹脂は熱可塑性の合成樹脂で、軽くて丈夫な上、加工しやすく、水や薬品にも強いため、ホルスターの素材に限らず、航空機用内装をはじめ多くの工業製品に使用されています。

そんな万能樹脂製ホルスターを売りにするメーカーの一つが、RCS。

RCSは2005年にアメリカで創業のホルスターメーカー。
2枚のカイデックス樹脂の板を合わせたパンケーキタイプの「ファントムホルスター」を得意とします。

秘匿性を重視した薄めの設計で体の曲線にフィットするため、コンシールドキャリーにぴったりのホルスターです。

某コスタ大明神や、ヴィッカースおじちゃんも使用し、日本でも人気に火がついたんだとか。

今回紹介するG21用は、東京マルイのGlock17が発売されて以来日本にも輸入されているモデル。

今でこそエアガンは実銃から採寸し設計するのが当たり前ですが、東京マルイのGlock17はダストカバーが実銃より分厚いようで、実銃Glock17用樹脂ホルスターに入りませんでした。
そこで、実銃もGlock17より大きめに作られているGlock21(.45口径)用で代用するようになりました。

僕の所有する個体は、大阪の某有名店のワゴンセールで破格のお値段でゲットした逸品。







パッケージは至ってシンプル。
チャック付ポリ袋に無造作に入っています。







表面はややツヤありのシボ仕上げ。
Glockのシルエットがくっきりでクールな印象。







裏面。スライドストップリリースレバーが干渉しないよう設計されています。







裏面には手彫りの刻印があり、対応モデル名、メーカー名、日付(恐らく検査日)、そして検査員のサインと思しき刻印が見えますが、内容は定かではありません。

ベルトループの位置はある程度は調整可能で、ループ内幅は46mm。幅4cm程度のベルトに対応します。







カイデックスの厚さは1.5mm。このクラスのカイデックスホルスターでは一般的な厚さです。
ある程度弾力があり、これで銃を支える設計です。

強度面は、通常の使用では特に問題ないと思います。
知人からは、サバゲーでの使用中に割れたとの報告がありますが、空の状態で横にズッコケて、ホルスターに全体重をかけるような状況にならない限りは大丈夫かと。







東京マルイのフルサイズGlockに対応します。
ただ、やはりちょっときつめの印象。







Glock26も入ります。
ただしゆるゆるで走り回ると脱落するかも・・・







ちょっと頑張ればM&P9も入っちゃったりします。
ただしスライドに傷が入ること必至なので、お試しの際は自己責任にてどうぞ。







装着例。
さすがパンケーキホルスター。薄いです。体にぴったりフィットします。
ジャケットを羽織れば、ハンドガンをキャリーしているとは思えないくらい目立ちません。

ロックもないので、抜きたいときに素早く抜ける点がGOOD。
今までブラックホークのSERPAに慣れていたので、自然なドローに感動しました。

欠点と言えば、日本での流通量が少ないこと。
僕の場合たまたま運よく近場で入手できましたが、一般的にはTAC ELEMENTさんとか、ネットでしか入手できません。
お値段は当然高く(相場は¥15,000~¥20,000前後)、しかもたいてい売り切れ・・・
日本では希少性の高い製品ですので、見かけたら多少お財布に痛くても買っておいて損はないと思います。

希少性の高さで言えば、ある意味プロ向けと言えるかもしれません。
お金をかけてでもプロのツールを身に付けたい方、手にしてみてはいかがでしょうか?

今回はここまで。次回もお楽しみに。

  

Posted by Tommy 鷹志 at 14:15Comments(0)ホルスター

2013年09月25日

BLACKHAWK! SERPA LEVEL2 SPORTSTER ホルスター P226用

ついに念願の実物が手に入ったのでレビューします。









BLACKHAWK!は画期的なホルスターで有名なアメリカのメーカー。
軍警察ではもちろん民間でも高い信頼と人気を獲得しています。
実際アメリカでも多くの警察官がGlockをこのSERPAに入れて携帯していました。

コイツは先日エチゴヤ北九州店で入手。










このSPORTSTERというモデルはBLACKHAWK!が民間市場をターゲットに発売した廉価版。
軍警察用のモデルにはより頑丈な素材が使われているんだとか。
まぁエアガン用なので気にしてませんが(笑)

表面にはツヤがあり、やや明るいグレー仕上げ。










廉価版とはいえ、SERPA LEVEL2の画期的な機能は健在。ドロー時はこのロックボタンを人差し指で押しながら一気に銃を引き抜きます。このロックボタンのテンションは絶妙で、確実に銃を保持しつつも素早いドローを実現しています。









ちなみにパッケージ裏の説明にも、「民間での秘匿携帯やシューティングレンジでの使用を目的に開発されたものだが、それでもわが社の専売特許SERPAの優れたデザインを有する」とあり、民間用とは言えどあなどることなかれ。

個人的にはそこまでこだわりがないなら、こちらの廉価モデルで十分以上だと思います。
軍警察用のモデルが1万円近くする一方、こちらのSPORTSTERが5千円程度なのでリーズナブル。









ホルスター内部にはプラスチックスプリングがあり、ここで銃のダストカバーを押さえつけることで銃のガタつきをなくし、確実にホールドしています。










ホルスター裏。SPORTSTERにはパドルのみが付属しています。










パドルには実物刻印がくっきり。
パドルとホルスターを固定している3本のネジの位置は調節でき、これによりホルスターの角度を自在に調整できます。
これもBLACKHAWK!ならではの画期的なアイディア。










とりあえず手元にあったKSCのP226Rを入れてみたらピッタリ!








後に入手した東京マルイP226E2もピッタリはまりました。









なんと東京マルイのエアーP228も入ります。









本体にはパドルの他、ベルトフックが2個付属します。










パドルに装着するには、まずパドルにあるベルトフック用の溝に、ベルトフック裏のツメが縦になるよう、写真のようにはめ込みます。










そして表にあるマイナスの溝にコインを差し込み、フックが上を向くように回すだけ。










これでベルトを通すことが出来るようになります。










装着例。
さすがBLACKHAWK!、非常に使いやすいホルスターです。











参考までにレプリカとの比較。
こちらもエチゴヤ北九州店で購入。










レプリカは3千円程度とリーズナブルですが、実物と比べると多くの点で見劣りします。
まず表面の仕上げ。マット仕上げですが全体的に非常にチープな印象。

また、ロックボタンのテンションは実物より硬く、明らかに実物よりドローしづらく使いにくい代物です。










実物とのサイズ比較。
左が実物で右がレプリカ。
レプリカのほうが若干大きめです。










一番気になったのが内部構造。
レプリカには内部にプラのスプリングがないので、銃を入れるとひどくガタつきます。











ネジは明らかに実物と異なり、しかも形が歪んだ粗悪品。

安物買いの銭失いということわざがありますが、まさにそれが当てはまると思います。
やはり多少お金を出してでも、ホルスターはこだわっていいものを買うべきですね。
今回実物と比較してみて実感しました。


実物に関しては、さすが世界で高い評価を受けているBLACKHAWK!です。
廉価ながらも使いやすい、リーズナブルな逸品だと思います。
どんなに動いても確実に銃をホールドし、慣れれば恐ろしい速さでドローできる、ある意味万能なホルスターです。

ただし、自分の個人的な意見を言うと、このホルスターはオープンキャリー専用。ホルスター自体に少々厚みがある為、シリアスなシチュエーションでのコンシールドキャリーには不向きだと思います。完璧に銃を隠したいならIWBホルスターのほうが適任。

そして残念なのは、SPORTSTERにはSERPAのような四角いスタンダードタイプのベルトループが付属しない点。
パドルも実用上は問題ないですが、大きくて少々かさばるしダサい・・・
まぁ値段を考えれば仕方のないことでしょうか。

気軽にBLACKHAWK!の魅力を味わいたいならこれ以上のモデルはないでしょう。
初心者の最初のホルスターにはもちろん、ベテランにもオススメです。  

Posted by Tommy 鷹志 at 17:47Comments(14)ホルスター