2012年05月24日

KSC SIGSauer P226R

KSC SIGSauer P226R



(2016年9月5日改訂)
今回は、今更ながらKSCのP226Rをご紹介します。
事実上システム7エンジン搭載モデル第1号と言われるモデル(詳細は後述)です。



KSC SIGSauer P226R



僕がコイツを導入したのは今から2年前。大阪梅田のコレクションショップやまもとで購入。



KSC SIGSauer P226R



さすがKSC製とだけあって、外観は申し分ないほどリアルで、精巧。
マルイのように目障りな自社刻印も目立ちません。
フレームには実銃と同じ刻印が打刻されていて、見ていて気持ちがいいです。
強いて言うなら、エキストラクターのモールドがややチープな印象です。
ここだけ金属製の別パーツにしてほしかったというのが本音です。



KSC SIGSauer P226R



一番気に入ったのがこのグリップ。手に吸い付いて離れません。最高のグリップ感です。
これなら手が濡れていても確実にホールドできます。
何より細くて握りやすいんですよ。
もちろんデコッキングもライブです。



KSC SIGSauer P226R



スライド刻印。
本当に金属に打刻されているかのような仕上がり。
彫りは浅めで実にリアルです。



KSC SIGSauer P226R



マズル付近。
マズルとスプリングガイドの位置バランスは悪くないですが、バレルがやや細い印象を受けました。
ライフリングは浅め。
スプリングガイドの質感がすばらしいですねぇ。



KSC SIGSauer P226R



KSCのP226Rで一番感心したのが、ダミーファイアリングピンとハンマー。
マルイと違ってきちんと再現されていて、オミットはされていません。
すばらしいですね。
ただ形状が実銃とは違っているのが残念なところ。
リアサイト・フロントサイトのドットはホワイトチップが埋め込んであるので見やすく、剥がれません。
ただ、リアサイトは特に固定はされていないはめ込み式ので、気が付くとリアサイトがずれて外れかかることもありました。



KSC SIGSauer P226R



マガジンは90年代製のものを再現。
きちんと残弾確認孔やスポット溶接痕も再現しているので芸が細かいですね。
もちろん熱気化効率の高い亜鉛ダイキャスト製。
しかし若干冷えに弱い印象を受けました。
夏場なら問題ありません。


KSC SIGSauer P226R



チャンパ―まわり。
インナーバレルのパッキンのまわりのギザギザはホップ調節レバー。
専用の工具で調整することになってはいますが、この状態だと一応指で調節可能です。
マルイの場合いちいちスライドを外さないといけないので便利です。



KSC SIGSauer P226R



エンジンまわり。
さすがシステム7だけあって、作動は素早く、リコイルもバシバシときます。※
ただしばらく連射していくとだんだん弱くなり、スライドストップがかからなくなることがありました。
実銃同様15発程度装填し弾切れのたびに別のマガジンをリロードする使い方が◎。

※ただ、巷でも話題に上がることがありますが、
KSC P226Rにはシステム7エンジン搭載という、明確な証拠を見つけることはできておりません。
しかし、それまでのKSC製品とは明らかに異なるエンジン・フィーリングから、本モデルをシステム7第1号を考えるのが定説となっているようです。
2016年9月に、P226RがHWとなってリニューアルされますが、
こちらには明確に「システム7搭載」と銘打ってあります。
恐らく、本モデルは正式にシステム7に入る前の過渡期・実験的な意味合いを持ったモデルなのかもしれません。
(2016年9月5日改訂)

KSC SIGSauer P226R



ホールドオープン。
夏場の作動性能は快調ですが、寒い冬には温めてもすぐにスライドストップがかからなくなるのが難点です。



KSC SIGSauer P226R



フィールドストリッピング。
特に難しくもなく、簡単です。



KSC SIGSauer P226R



とりあえず手元にあったイーストAのレザーホルスターに収めてみました。

実射性能は、平凡といったところ。
命中精度や信頼性は、やはりマルイのものより少し劣る印象でした。
実際20mでタバコの箱を狙ってみましたが、マルイのものでは撃ち落とせましたが、コイツではなかなかキツイものがありました。
やはりこの命中精度の差はホップパッキンの精度や形状がカギを握っていると思います。多少のロット差はあるでしょうけどね。
また一番つらいのが、サードパーティーからのカスタムパーツが実に少ないということです。
性能アップには限界があるということを念頭に入れた上での購入をオススメします。
僕は基本的にエアガンはカスタムしまくるのが趣味なので、もっとたくさんパーツを増やしてほしいところです。

しかしやはりKSCは芸が細かいですな。
造形に関してはファンのかゆいところにもちゃんと手が届くようないい仕事をしてくれます。
P226ファンにはたまらない一丁です。



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Posted by Tommy 鷹志 at 22:03│Comments(4)KSC
この記事へのコメント
ミリブロデビューお祝い「コメント」!
初の実銃所持がSig P226だったので。

KSCの各種銃を買ってみたものの、最も実銃に近かったのが初期のタナカ製でした。
ノンホップのヘビーモデルで重量増加にアウターバレルを金属に交換。
精密バレルに変えてもガス圧の変化で意味なかった気がします。

3~5mの練習で十分ですから精度は問題なく、キックが強く良いフィーリングでした。

ちなみにアメリカにおけるハンドガン実戦平均距離は8m前後と言われてます。

ラピッドファイアー練習にエアータンク仕様にしたものです。
スライドの戻りが間に合わなくなるまで練習しました。

GALCOのパンケーキホルスターで本物が一番ですが銃の厚みが違うので
鳴らしに苦労しました。
半永久的に使えそうです。
Posted by TACTICALTACTICAL at 2012年05月25日 14:43
>TACTICALさん

記念すべき初コメントありがとうございます!
実銃のP226を持ったことがあるなんて羨ましい限りですね
僕もいつかは本物を撃ってみたいです。

貴重な情報ありがとうございます(´∀`)
非常に参考になりました。
Posted by 鷹志鷹志 at 2012年05月25日 18:51
はじめまして
現在P226RHWを使っているのですがリアサイトがよく外れます
なにか対策とかしていますか?
Posted by マック・テイラー at 2017年08月31日 23:54
マック・テイラー様

コメントありがとうございます。
確かに勝手にずれてしまうリアサイトですが、特に対策はしておりませんでした。気になるようでしたら、耐衝撃タイプの瞬間接着剤で固めてしまうなど、何らかの対策を取った方がいいかもしれません。
ブローバック中に外れて顔面に飛んできたりしたらコワイですし・・・
Posted by 鷹志鷹志 at 2017年09月09日 12:35
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